3moveチェッカー世界タイトルマッチでチャンピオンがまさかのミス!

3moveチェッカーの世界No1を決めるチェッカーのタイトルマッチが行われています。

3moveとは、赤、白、赤の序盤3手をランダム抽選によって決め、

その決められた3moveから試合を2試合ずつ行なうという対戦形式です(赤番、白番入れ替え)。

最長で合計40試合行われるのですが、その半分の20試合が現在消化されました。

タイトルマッチの棋譜はWC Match 2011 - Moiseyev-Borghettiに見やすくまとめられています!


3連覇中の王者Alex MoiseyevにMichele Borghettiが挑んでいるのですが、

現在の対戦成績はMoiseyevの3勝2敗15分け。

最終的にイーブンの場合は王者の防衛となるのでMoiseyev有利といえるでしょう。

参考:過去の世界王者一覧


3move前半20試合のなかで特に注目すべきはGame9。

最終局面が左図、白がMoiseyev、次赤番。

赤の引き分けの提案に対し白がOKで引き分けとなったのですが、実は、この局面、白が勝ちきることができます。


15-11、21-17、19-15、25-21、15-10と進めた局面が下図。


3move次白番。白は18-14,18-23のどちらかしか打つ手がありませんが、

どちらか一方は白引き分けとなり、もう一方は白勝利となる手です。
18-14のその後
18-23のその後

上級者ゆえの深読みと早合点が招いたまさかのミスでした。


~おまけの考察~
3moveGame9では、次赤番で23-19と動いたのが敗着手。

15-19と動けば引き分けになります!!

15-19のその後





地獄への道を回避せよ

次、白番 white to play

白圧勝の予感。ただし、引き分けになってしまう可能性もわずかながらある局面です!

22-15 or 20×4 と打つ人は注意が必要です。
チェッカー

●22-15と打った場合は必然的に
赤10-19、白20×4、赤1-5と進み、以下の図になります。

●20-4と打った場合でも
赤1-5 白22×15と打ってしまうと 赤10×19で 以下の図になります。

次、白番。
23×16 or 27×20 どちらかは地獄行き(引き分けになってしまう手)です。
チェッカー

●23×16が地獄行き。
赤12×19、白27×20 以下の図。
チェッカー次、赤番 red to play and draw

レベル☆☆☆

引き分けを確実にする手はどこでしょうか

解答を見る


●27×20はセーフ(白勝利)
赤19-24でトリプルジャンプを狙っても…白勝利








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