3moveチェッカー新王者誕生ならず!LubabaloKondlo破れる。

3moveチェッカーの世界チャンピオンの座をかけたタイトルマッチが終わりました。
最終成績はLubabaloKondloの1勝6負29引き分け。
残り4試合を全勝してもトータル成績が5勝6負29引き分けなので36試合で終了。

image.jpg
via http://bit.ly/1ghj4FL

動画(ライブ配信してた映像)


http://livestream.com/accounts/3437375/events/4298395


棋譜一覧


http://procheckers.com/wc2015/
アニメーションで自動で棋譜が動きます。
revで盤面も反転できます。
9月12日現在、32試合目までしかインデックスされていませんが、近日中に36試合の完全な棋譜がUPされます。

大会総評


MicheleBorghetti と比べるとLubabaloKondloは1枚、2枚格下でした。
挑戦権獲得トーナメントでLubabaloKondloと同ポイントだったSergioScarpettaとのタイトル戦が見たかったなぁと思ってしまいました。LubabaloKondloは大事な局面で早打ちをして敗着手を打ったり、有利な状況を五分にしてしまうなどの悪癖が終始顕在していて、ネット中継を見ていたユーザーから批判的なコメントがかなり多かったです。

映画「ボビー・フィッシャーを探して」というチェスの映画で、「ストリートチェス」は超攻撃的戦術で相手が打ったらすぐさま打ち返し、いかに相手を心理的に威圧するかという特質があると紹介されていましたが、おそらくストリートチェッカーでも同様の特質があって(LubabaloKondloの住む南アフリカの一部地域ではストリートチェッカーが行われている)、早打ちしてしまったのかなと勝手に分析しています。

ボビー・フィッシャーを探して [ ジョー・マンテーニャ ]
by カエレバ


気になった試合の分析などはまた時間があるときに記事にします。

2015年3moveチェッカー世界一決定戦が始まっています(進行形)

3moveチェッカーの世界チャンピオンの座をかけたタイトルマッチが始まっています!

王者MicheleBorghetti (イタリア)に挑むのはLubabaloKondlo(南アフリカ)。
タイトルマッチは8月31日~9月12日まで行われる予定。
合計最長で40試合。

2015-3move.jpg
左MicheleBorghetti 、右LubabaloKondlo
via http://bit.ly/1JDlbfx

2008年チェッカー世界タイトルマッチのドキュメンタリー映画「King Me」が無料公開中!

という過去記事でも紹介したようにLubabaloKondloは極貧地域出身で、映画「スラムドッグ・ミリオネア」を体現している人物です。なんとか念願の世界一のタイトルを奪取してほしいです。

生放送


http://livestream.com/accounts/3437375/events/4298395
日本時間で夜中にやってるようです。

棋譜一覧


http://procheckers.com/wc2015/
アニメーションで自動で棋譜が動きます。
revで盤面も反転できます。

途中経過


12試合を消化し、LubabaloKondloの0勝4敗8引き分け。
ネットではワンサイドゲームになってしまうのではないかという心配の声も上がっています。

Michele Borghettiが逆転でSportAccord World Mind Games(Men's Draughts Checkers)を制す!

最終結果


http://worldmindgames2014.sportresult.com/Hide/en/-480/
Comp/Info/DR/EventSummary/DRM002000


1. Michele Borghetti, ITA, 15 Points,winner in play-offs
2. Sergio Scarpetta, ITA, 15 Points, loser in play-offs
3. Alex Moiseyev, USA, 10 Points
4. Lubabalo Kondlo, RSA, 8 Points

borghetti.jpg
優勝したMichele Borghetti
http://wikidames.wikispaces.com/
archives+actus+mars+avril+2012
より画像引用

Sergioが優勝するかと思われたんですが、最終6ラウンドでMicheleがMoiseyevを破りポイントが同点に。
その後プレイオフを2試合行い、Micheleが1勝1分けで1位となりました。
今年新チャンピオンになったイタリア人2人の勢いは本物ですね。
Lubabalo Kondloは終始低パフォーマンスで、2015年の3move王者挑戦もこのままでは大差で負けてしまいそう。

棋譜


ラウンド1~3(30手1時間、その後15分+5秒増加)
http://www.federdama.it/cms/images/
Pechino2014/Pechino2014.htm


ラウンド4~6(15分+5秒増加)
http://www.federdama.it/cms/images/
Pechino2014_rapid/Pechino2014_rapid.htm

※2014年12月17日現在、ラウンド6とプレイオフの棋譜はまだ追加されていません。

<感想>
Sergioの相手を打ちにくくさせる打ち回し、Moiseyevのダブルコーナーの使い方はなかなか真似できるものではないですが、非常に勉強になります。
Michele Borghettiは柔軟でとらえどころがなく、圧倒的な技量を感じました。

Michele Borghettiが3moveチェッカー新王者に!

ゲーム37は引き分け、ゲーム38でMichele Borghettiが勝利。
残り2試合を負けても勝利が確定するためタイトルマッチが終了。
最終成績はMichele Borghettiの6勝3敗29引き分けでした。

2002年から3move王者の座を防衛し続けていたMoiseyevがついに敗れました。

new3movecheckerschampion.jpg
この写真www ※新王者です

対戦結果のスコアシートと棋譜はここにUPされてます↓
2013 Three-Move World Title Match

all game pdn file↓
http://www.usacheckers.com/forum/viewtopic.php?t=3291&p=26788#p26788

ゲーム38でMoiseyevが敗着手を打った場面。
white to play and draw
002541.jpg
正解は29-25。18-14は白敗北。

[Event "2013 WCM Game 38 (final)"]
[Date "2013-07-06"]
[Black "Borghetti, Michele"]
[White "Moiseyev, Alex"]
[Result "1-0"]
1. 10-15 22-17 2. 9-13 26-22 3. 6-10 30-26 4. 1-6 23-18 5. 12-16 24-20 6. 16-19 27-24 7.
8-12 17-14 8. 10x17 21x14 9. 6-10 25-21 10. 10x17 21x14 11. 12-16 32-27 12. 2-6 27-23 13.
7-10 14x7 14. 3x10 18-14 15. 10x17 22-18 16. 15x22 24x8 17. 4x11 28-24 18. 6-10 1-0

<大会総評>
Moiseyevが力を発揮できずに終わってしまった感があります。
年齢のせいなのか、相手が強かったからなのかはわかりませんが…。
特に1つ負けている状態で、終盤戦の34や38でミスるあたり、かなり精神的に追い詰められていましたね。
成績イーブンで防衛なんだから、1つ負けている位ならMoiseyev有利やん!と思うのは僕だけでしょうか。
ちなみに敗北で0ポイント、勝利で2ポイント、引き分けで1ポイントもらえるんですが、「イーブンで王者が防衛」なら実質王者は+1.9ポイントの状態で始まってますよね。
とりあえず、応援していたMichele Borghettiが勝ったので気持ちよく寝れそうです。

AlexMoiseyevが3moveチェッカー世界一の座を防衛!

アメリカのAlexMoiseyevがイタリアのMicheleBorghettiを破り、3moveチェッカー世界一の座を防衛しました!

最終的なスコアはAlexMoiseyevの7勝6敗27引き分けでした。

3moveチェッカー世界タイトルマッチでチャンピオンがまさかのミス!

では、前半戦のAlexMoiseyevの痛恨のミスを紹介しましたが、それにもめげずチャンピオンになるとは流石ですね。

40試合に及んだタイトルマッチの棋譜は
Moiseyev, Alex - Borghetti, Michele WM Match 2011に見やすくまとめられているので是非チェックしてみてください。




3moveチェッカー世界タイトルマッチでチャンピオンがまさかのミス!

3moveチェッカーの世界No1を決めるチェッカーのタイトルマッチが行われています。

3moveとは、赤、白、赤の序盤3手をランダム抽選によって決め、

その決められた3moveから試合を2試合ずつ行なうという対戦形式です(赤番、白番入れ替え)。

最長で合計40試合行われるのですが、その半分の20試合が現在消化されました。

タイトルマッチの棋譜はWC Match 2011 - Moiseyev-Borghettiに見やすくまとめられています!


3連覇中の王者Alex MoiseyevにMichele Borghettiが挑んでいるのですが、

現在の対戦成績はMoiseyevの3勝2敗15分け。

最終的にイーブンの場合は王者の防衛となるのでMoiseyev有利といえるでしょう。

参考:過去の世界王者一覧


3move前半20試合のなかで特に注目すべきはGame9。

最終局面が左図、白がMoiseyev、次赤番。

赤の引き分けの提案に対し白がOKで引き分けとなったのですが、実は、この局面、白が勝ちきることができます。


15-11、21-17、19-15、25-21、15-10と進めた局面が下図。


3move次白番。白は18-14,18-23のどちらかしか打つ手がありませんが、

どちらか一方は白引き分けとなり、もう一方は白勝利となる手です。
18-14のその後
18-23のその後

上級者ゆえの深読みと早合点が招いたまさかのミスでした。


~おまけの考察~
3moveGame9では、次赤番で23-19と動いたのが敗着手。

15-19と動けば引き分けになります!!

15-19のその後













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